手法を駆使し、設備資金を調達

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手法を駆使し、設備資金を調達

熱田、築地両工場の設備拡充を進めるにあたり、当社は資金調達の必要に迫られました。まずは、大株主の大同電力(株)と木曽川電力(株)の内諾を得た上で1933年12月の臨時株主総会の承認を経て、1934年3月に資本金280万円を一時230万円に減資、その後6月に270万円を増資した結果、資本金を500万円に増額。さらに帝国発条(株)との合併の際にも増資を重ね、資本金は600万円になりました。

これより先の1934年3月には大同電力(株)と木曽川電力(株)が、持ち株のうち25,000株を一般に株式公開した結果、従来20名ほどであった当社の株主数は603名に増加しました。さらに、10月には工場財団を担保とし、当社初の社債100万円を発行しました。このように、増資、株式公開、社債発行など様々な手法で資金調達を進め、工場拡張資金に充当しました。

熱田工場(1935年)
築地工場(1935年)
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