新大同製鋼(株)誕生

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新大同製鋼(株)誕生

長期にわたる労働争議の終息を受け、当社は再建を急ぎました。当初は3社分割の方針を打ち出していましたが、多数の従業員を抱えて苦境に陥った安城工場の閉鎖を決断、新大同製鋼(株)、大同鋼板(株)の2社設立に路線を変更しました。その結果、大同製鋼(株)は解散し、1950年2月1日をもって新大同製鋼(株)、大同鋼板(株)が設立されました。

新大同製鋼(株)

資本金 4億2,000万円
目的
  • 鉄鋼、特殊鋼、鋳鍛鋼、合金鉄の製造加工および販売
  • 電気炉その他電気機械器具、鉱山用機械器具その他産業機械器具の製造および販売
  • 各種バネ、各種車両の製造および販売
  • マンガン鉱石その他当会社の業務に必要な鉱石の採掘および販売
  • 前各号の事業の運営に付帯する一切の事業
本店 名古屋市南区星崎町字繰出66

大同鋼板(株)

資本金 1億2,000万円
目的
  • 鉄鋼の製造、加工ならびに売買
  • 亜鉛鍍金鋼板および線材製品の製造、加工ならびに売買
  • 各種鉄器その他鉄製品の製作ならびに売買
  • 前各号に掲げたる目的に付帯する諸般の営業
  • 当会社の営業の部類に属する事業またはこれに関連する事業を目的とする
  • 他の会社の株式を所有し、または発起人となること
本店 大阪市北区中之島3の5の2

新大同製鋼(株)が創業以来30年以上にわたり培ってきた特殊鋼の伝統ある設備、技術を継承して再発足した一方、大同鋼板(株)は普通鋼の生産力拡充を目的に1941年に合併した富永鋼業(株)の主力工場である尼崎工場を主体として再出発を遂げました。

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