大同ヨーク カプラ

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大同ヨーク カプラ

最近国道あるいは、高速道路を走る時、トレーラーの増加に気づかれると思います。これは経済発展に伴って荷物量が増え、従来の中小型トラックでは間に合わなくなってきたので、大型トラックおよびトレーラーによらなければならなくなってきたからです。

カプラ

当社高蔵製作所では、英国ヨーク社と技術提携し、このトレーラーけん引に使用されるカプラを板金で造ろうとしています。現在は鋳鋼で造られていますが、これに比べて次のような特徴があります。

1. 要所に特殊鋼を使用し、軽量かつ強じんな構造である。

2. 板金製のため強力性があり、現在の鋳鋼製のような急激な破壊の危険性がない。

3. 連結が堅固で確実である。(ジョウ・コッター方式採用)

4. 操作ハンドルの位置および運転室の点滅ランプで、連結の確認ができる。

5. サポート部に、ラバーブッシュを使用しているので衝撃を吸収する。

6. 各種耐久試験を行ない、強度保証を行なっている。

現在試作テスト中で、もうすぐ路上で活躍する姿が見られるでしょう。

(大同通信 1971年8月号から)

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