大同ヨーク ランディングギヤ

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大同ヨーク ランディングギヤ

最近、みなさんは駅や、国道やターミナルなどで、トレーラーをよく見かけられるでしょう。これは、経済の急速な発展と積載品の多種多様化に伴い、荷物の取扱量が増えて消化するのが困難になってきたため、従来のトラック輸送から、トレーラーによる高速大量輸送化時代に移っていることによります。

高蔵製作所では、1971年8月に英国のヨーク社と、ランディングギヤ、カプラ、キングピン、サスペンションアッセンブリ、トレーラーアクスルアッセンブリの5種類の、トレーラー部品の技術提携を結び、このうちすでにランディングギヤと、カプラは生産に入っています。

ランディングギヤ

大同製ランディングギヤの主な特徴は次のとおりです。

1. 英国ヨーク社の永年の経験と技術を取り入れ、改良を加えた新製品である。
2. 各種耐久試験を行い、強度保証を行っている。
3. ストロークが長いので、収納時の地上高を高くでき、走行時の安全度が高い。
4. バランスのとれた軽量化設計。
5. 各部品には適正強力機材を使用し、堅牢である。

1972年3月、関係者一同が見守る中で、量産第1号の出荷を行いました。輸送合理化のパイオニヤとして路上で活躍する姿が、もうすぐ見られることでしょう。

(大同通信 1972年4月号から)

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