大同の冷間ダイス鋼 D13R

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大同の冷間ダイス鋼 D13R

この鋼は、渋川工場において、2600トン油圧プレス、脱ガス設備、エレクトロスラグ再溶解炉など最新鋭設備を使って生産されています。すでに、製品は社内において知多工場、星崎工場、平井工場、渋川工場の矯正ロールとして使用されており、良い耐摩耗性が得られています。また、ユーザーでは、フォーミングロールや圧延機用ワークロールとして使用され、良い性能が得られています。

矯正ロール
圧延機用ワークロール

フォーミングロールは、おもに溶接鋼管用として使用され、最大寸法直径650mmまで製造されています。また、圧延機用ワークロールは、特に珪素鋼板やステンレス鋼板の冷間圧延用としてシビアな用途に使用されており、優れた耐久寿命が記録されています。このように良好な実用品質を持つD13Rを関連業界にPRし、さらに用途開発を進めていきます。

フォーミングロール

(大同通信 1973年1月号から)

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