ワイン作りに2相ステンレス鋼 DSD1H

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ワイン作りに2相ステンレス鋼 DSD1H

金曜日には、ワインを買って。土曜日には、ワインを飲んで。日曜日には、……。

週末には、気心の合ったメンバーでワインを飲みながら、談笑して楽しく過ごす。これがフレッシュマンのナウな過ごし方だと言われています。

この芳醇なワインの醸造に、当社の2相ステンレス鋼 DSD1Hが活躍しています。ぶどうのエキスとスカムに分離する遠心分離機にDSD1Hが使われています。2相ステンレス鋼 DSD1Hとは、オーステナイトとフェライトの2相組織からなる、高強度で耐食性が優れた材料であり、JISのSUS329J1の耐食性と加工性を更に改良した、新しいステンレス鋼です。

遠心分離機の回転体

2相ステンレス鋼 DSD1Hの特長

  1. 強度(耐力)がSUS304の約2倍である。
  2. 一般耐食性はSUS316以上である。
  3. 応力腐食割れ、孔食、粒界腐食性が優れている。

以上の3つの大きな特色を持っており、疲労強度もSUS304の約2倍で、切削性もSUS304よりかなり優れ、13Cr快削鋼に近いです。

あの芳醇で澄んだワイン醸造の分離過程は、毎分4000~5000r.p.mの高速回転する過酷な条件です。サビの発生等は、絶対にあってはならない機械です。当社の2相ステンレス鋼 DSD1Hが、遠心分離機の回転体やボルト用に使用されています。

この他、耐食性と耐摩耗性が要求されるポンプのシャフト等でも、SUS304より摩耗量が15分の1程度で、シビアな環境には抜群の性能を発揮しています。今後ますます用途が拡大していくものと期待しています。

(大同通信 1974年11月号から)

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