純鉄帯鋼

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純鉄帯鋼

近年、卓上電算機の需要増大で全国の純鉄帯鋼の使用量が拡大しています。また、特殊用途として通信用海底同軸ケーブルの、磁気遮蔽用などに多量の需要が予想されています。そこで、中央研究所と共同で製造技術の確立に取り組み、開発に努力した結果、当杜の純鉄帯鋼は現在、各方面で実用化され、好評を博しています。

海底同軸ケーブル
デジタルプリンター付き電卓リレー部品(外枠が純鉄帯鋼)

純鉄帯鋼の特長

磁気特性

磁気焼なまし温度を850℃に選べば、JIS0種のすぐれた磁気特性が得られます。

加工性

硬さはHv85~145(JIS規格)を十分満足し、結晶粒度も適正粒度に調整してありますから、90度および180度折り曲げに十分対処でき、複雑な形状に加工できます。

磁気遮蔽率

海底ケーブルの雑音防止効果として、磁気遮蔽率を向上させるため、化学成分、圧延率、焼なまし温度をコントロールしてあります。なお、1973年に太平洋横断ケーブルに使用された実績があります。

以上のように、高品質の純鉄帯鋼製造が可能であり、今後、電子機器の発展とともに、需要の増大が期待されます。

(大同通信 1975年1月号から)

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