資源開発に応える鍛造品 石油掘削用ツールジョイント

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資源開発に応える鍛造品 石油掘削用ツールジョイント

わが社の鍛造品は、大部分が自動車用エンジンおよび足まわり等の重要保安部品として、国内だけでなく広く世界各国へ輸出して使用されています。しかし今回は、自動車以外で使用される、特殊な製品をご紹介しましょう。

1973年来、石油危機か叫ばれてから、石油の重要性に対して、一段と認識が高まっていますが、この石油掘削用部品として、わが社の搾出鍛造製品が使用されています。

石油掘削作業

石油掘削作業は、地上に約180mから200mの巨大な鉄塔を建設して、地下へ500~600mから5,000~6,000mまで長くつないだ、ケーシングパイプの中で、ドリルパイプを回転させながら、先端に付けたピットで掘削します。この回転するドリルパイプをつなぐのが、わが社の製品ツールジョイントで、重要な役割を果たしています。現在アメリカを初め中近東、中国等で使用され、その品質は高く評価されています。

ツールジョイント
ツールジョイント(図)

このように、わが社では自動車用のみならず、あらゆる製品分野の受注開拓を手がけており、より需要の拡大に努めています。

(大同通信 1975年7月号から)

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