プレス作業専用ロボット プレスアーム

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プレス作業専用ロボット プレスアーム

自動車産業をはじめとして、プレス作業におけるロボット化は、省力、安全、能率向上のため目覚しく進歩しましたが、まだまだ高度な自動化システムの開発が強く業界から期待されています。

たとえば、タンデム(連続)プレスラインには、アンローディング(プレス後の取り出し)の自動化は広く採用されていますが、ローディング(プレスへの装入)も含めた全自動化は、プレス品の多種類と形状の複雑さ、高度な位置精度が必要であることなどにより困難とされていました。当社では、この要望に応えるためにプレス作業を徹底的に追求し、専用ロボットの開発に取り組んできました。

その結果、ユニークな記憶再生型専用ロボット、プレス間のコンベヤおよびこれらとプレス作業とを、柔軟に制御するためのマイクロコンピュータを組み込んだ全自動システムの開発に成功し、これまでの問題点を一挙に解決しました。

プレスに取り付けられたプレスアームと同コントロールユニット(円内)

1976年1月にA社で試作機による実用試験に成功し、4月にはB社から受注した実用機が稼働、自動車メーカー各社の注目を浴び、多くの受注が期待されています。

(大同通信 1976年6月号から)

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