省エネルギーを追求する大同の熱処理炉

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省エネルギーを追求する大同の熱処理炉

2月は「省エネルギー月間」として、全国で推進運動が展開されています。全社挙げて省エネルギー活動への本格的な取り組みが始まっていますが、機械事業部としても重点目標に「省エネ技術の向上」をとりあげて努力しています。その中から、最近著しく省エネ化に成功した熱処理炉の一例を紹介します。

自動車用鍛造部品の連続式恒温焼鈍炉

連続式恒温焼鈍炉

工業炉の省エネ対策は、(1)操業および設備の管理、(2)設備機器の改善、(3)設備システムの改善を総合的に検討し、改良しなければなりません。

この炉の場合は、炉を鍛造機の後に直結させ、鍛造品を900~1,000℃の残熱を持ったまま炉に供給することで、一次炉の加熱を不要(均熱のみ)とした、いわば残熱利用の省エネ対策に成功した例です。

耐熱鋼鋼製特殊構造のコンベアは炉外に出ない機構とし、またバスケット、トレイなどの付属品を用いずに熱効率を高めるとともに、炉内の耐火物には蓄熱量の少ないセラミックファイバーを使用しました。この他にも、操業の自動化とシビアな熱管理に対応する多くの設計改良を加えて、従来型式の炉に比べ、下の表のような大幅なエネルギーの節減を実現しました。

大幅なエネルギーの節減を実現

(大同通信 1978年2月号から)

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