シャルピー衝撃試験機用安全装置

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シャルピー衝撃試験機用安全装置

シャルピー衝撃試験機は、下の写真に示すように、ハンマを約140度の角度から振り下ろし、試験機の下部にセットした試験片を叩き折り、そのときに吸収するエネルギーで、材料の靭性を測定するものです。

シャルピー衝撃試験機

ハンマは、先端が鉤状になったレバーで保持されているだけで、何らかの原因で万一鉤が外れ、ハンマが振り下ろされると、大事故に結びつく恐れがあります。そこで、こうした危険を解消するため、試験担当者の協力を得て種々検討を重ね、安全装置を開発しました。

シャルピー衝撃試験機用安全装置

この装置は、上の写真のようにハンマが持ち上げられた状態では、安全ピンがハンマアームの下部に突き出て、万一鉤が外れた場合でも、このピンでハンマの落下を防止します。ハンマを振り下ろす場合はハンドルを手前に引くと安全ピンが抜け、さらに左に回すと、ワイヤで連結されている落下用レバーが引き下ろされて、ハンマが振り下ろされます。次にハンマを持ち上げることにより、戻しレバーをハンマアームが押し上げ、安全ピンが自動的にセットされ、試験ができる状態になります。

この装置の取り付けは、試験機を何ら改善することなく取り付けられるという特徴があり、社内でも取り付け、好評を得ています。また、全国の試験機に取り付けるべく販売を開始しています。

(大同通信 1979年4月号から)

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