省エネルギーに寄与する大同のスクラップ予熱装置

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省エネルギーに寄与する大同のスクラップ予熱装置

スクラップ予熱装置

アーク炉から出る、1000度近い高温の排ガスを利用して、スクラップを300~600度まで予熱し、アーク炉の省エネルギーに寄与しようとするのが、この装置の目的です。

1980年5月に、星崎工場に設置された予熱装置は、星崎工場と機械事業部の共同作業により開発されたものですが、現場の方々の協力により、順調な稼働を続けており、アーク炉省エネの大きな戦力になりつつあります。

この予熱装置には、従来にないさまざまな工夫がされていますが、その主なものは次の通りです。

断熱施工した専用の予熱炉内で、スクラップを予熱するため、スクラップの予熱温度を高めることができ、より大きな省エネ効果が期待できます。アーク炉に予熱したスクラップを装入する際、スクラップについた多量のダストが場内に飛散しないよう充分な配慮がなされています。

(大同通信 1980年10月号から)

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