プラズマ肉盛溶接装置 PPW

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プラズマ肉盛溶接装置 PPW

機械部品のうち、特に高温や腐食性雰囲気などにさらされる部分に耐摩耗性・耐食性の超硬化物質を被覆することにより、部品の機能を向上させる表面硬化技術が実用化されています。

大同のPPW(PLASMA POWDER WELDING)は代表的な実用装置で、大同の溶接技術・プラズマ技術・粉末製造技術・自動化技術を結集した画期的なものです。既にエンジンバルブ、大物バルブ、各種ロール、シェアの刃、鍛造用ポンチ、金型などに多数納入し、好評を博しています。写真(下)のPPW装置は自動車エンジンバルブ用で、母材(耐熱鋼)のバルブシート面にコバルトを主成分とした硬化金属を全自動で肉盛します。

PPW装置
肉盛溶接作業
PPW溶接機の基本構成

大同のPPWは従来の製造法に比べ、高価な硬化金属の歩留・生産性・品質が大変良く、さらに省力も可能となるので、今後金属の表面硬化技術として幅広い活用が期待されます。

(大同通信 1986年8月号から)

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