粉末ハイス DEXシリーズ

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粉末ハイス DEXシリーズ

粉末ハイスの製造法は、従来ハイスと異なり、ハイス溶湯をガス噴流で微細化粉とし、これを缶詰めにし、HIPと呼ばれる装置で密度100%に焼き固め、鋼材に加工をする方法、いわゆる「粉末スタート鋼材」です。

粉末を利用すると、極めて微細な組織が得られ、従来ハイスにない工具の割れ・欠けに有利な特長が得られます。この特長から、切削工具、金型、民生用機能部品等用途が拡大され、各分野での技術進歩に寄与しており、21世紀を拓く新材料と言っても過言ではありません。

粉末ハイス DEXシリーズの用途粉末ハイス DEXシリーズの用途

用途は、上の図に代表例を示しますが、切削工具では、エンドミル、ホブカッター等に使用され、切削条件の苛酷化・無人化に対応し、高い信頼性を得ています。金型用途としては、鋼板精密打抜き型および、その部品および自動車部品加工用の冷間鍛造型、粉末成形金型等に好評を博しています。また、OA機器としてのワープロの印字用ドットピンなどにまで用途が拡大しています。

(大同通信 1989年5月号から)

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