体内にビルドインされる医療用チタン

topics

体内にビルドインされる医療用チタン

従来、医療用材料としては主にステンレス鋼(SUS316L)が使われていました。しかし、チタン(主にTi-6Al-4V)が軽い、さびない、強いという特性に加えて、体内に入れても毒性がないという優れた特性を持っているため、ステンレスに代わって、人工骨・歯根・骨折部の補強材等に広く採用され始めました。この分野でのチタン需要は、欧米を中心に素材ベースで150~250トンあり、日本でも採用され始めています。当社は、欧米の大手医療部品メーカーに高品質の素材を供給しており、高い評価を得ています。

人工股関節の説明図人工股関節の説明図

(大同通信 1990年3月号から)

160/570

関連記事RELATED ARTICLES