熱間鍛造の省エネに竪型鍛造自熱利用熱処理装置

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熱間鍛造の省エネに竪型鍛造自熱利用熱処理装置

熱間鍛造品保有熱を利用し、被削性向上のための熱処理を行うとともに、鍛造機の位置に移動できる装置です。

装置の特徴

省エネルギー : 電力消費量10分の1(従来炉による常温からの熱処理対比)
生産の合理化 : 鍛造機と炉の直結による省力と物流の合理化
コンパクト  : 省スペースかつ移動可能

竪型鍛造自熱利用熱処理装置竪型鍛造自熱利用熱処理装置

約1000℃の熱を保有している鍛造品をコンベヤで送り、これを装入装置に受け入れ、炉本体へ約675~725℃の温度範囲で装入扉を介して投入します。炉本体の上部と下部の2つのゾーンは断熱材で仕切られた構造になっており、上部にはチューブヒータ・炉内ファン・熱電対が装備されており、徐冷・均熱の温度制御が可能である。下部では徐冷された処理品が取出口に準備されたバスケット、コンベア等に排出されます。

処理品主仕様

  1. 単重 1~5kg
  2. 鍛造サイクルタイム  4~15秒

(大同通信 1990年6月号から)

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