金属粉末射出成形技術

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金属粉末射出成形技術

小型・複雑形状への限りない挑戦

胃腸薬や風邪薬でおなじみの粉薬。錠剤よりも早く溶けて、いかにもよく効きそうですね。金属材料の世界でも、粉末はこれまでの材料に替わる“特効薬”として大きな注目を集めています。理由は、まさに粉薬と同じ体積を持つ大きな塊に比べて表面積が飛躍的に大きくなるため、液体に溶けやすく、必要な成分を必要なだけ配合できるといった微調整が可能となります。

たとえば、非常に硬い材料を切削するとき、その材料に負けない強くて硬い成分の金属を粉末状にし、それを焼き固めることにより、強靭な工具鋼を作ることができます。また、他材料と混合しやすく、金型成形に対応できるため、二次加工をほとんど必要としない高精度な部品を作ることができます。大同特殊鋼では、射出成形技術「MIM」用粉末の製造に注力していきます。

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射出成形技術 MIM

大きさ8~10ミクロンの金属やセラミックスなどの細粒粉に、成形性や保形性を与えるためのバインダーを混ぜ合わせ、射出成形機で成形し焼き固める技術。

(大同通信 1993年11月号から)

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