製鋼用取鍋乾燥装置(密閉式)
製鋼作業に必要な取鍋の乾燥・予熱は、ほとんどの工場かトーチバーナの開放式で行なっており、取鍋の形状と時間的制約から熱効率も低く、また製鋼工場の作業環境を悪くする原因の一つともなっています。
機械事業部では、低NOxバーナとして開発した大同カロリックバーナの特長を生かして、密閉式屋外排気の取鍋乾燥(予熱)装置を完成納入し、省エネルギーと環境改善に成功し、好評を得ました。
製鋼用取鍋乾燥装置
特長
エネルギー節減率 60%
従来バーナ開放式(図1) 820リットル
大同カロリックバーナ密閉式(図2) 310リットル
図1 従来バーナ開放式
図2 大同カロリックバーナ密閉式
環境改善
NOxを50%低減 147ppm → 76ppm(排出総量では80%減)
- クリーンな排ガス
- 煤が全く出ないので屋外へ直接排出でき、建屋集じん装置の吸引風量を低減できる
- 防音効果 密閉式のため燃焼音が小さくなる
(大同通信 1975年4月号から)