大規模団地用 生活廃水処理装置
大規模団地から排出する下水(汚水、雑排水)の終末処理を行なう生活廃水処理装置の納入事例をご紹介します。
この装置の受注にあたっては、当時800人用程度の小型装置の製作経験しかありませんでしたが、一気に大型プラント(7,000人用)の受注に踏み切ったものです。その結果、技術陣の苦心と需要家の協力により完成し、順調に稼働させることに成功しました。
生活廃水処理装置
処理設備は、全地下2階式になっており、その広さは約70m×25mもあります。地上部の施設は管理室のみで、他は運動場に有効利用されています。
装置は排水水質が比較的緩いため、標準活性汚泥処理方式のみを採用し、調整槽2連、ばっ気槽4連、横流式沈澱槽2連の構造になっています。写真は沈澱槽からばっ気槽の方向を見たものです。
主な仕様
- 処理対象人員 7,000人
- 処理水量 2,300m3/日平均
- 処理方式 標準活性汚泥方式
- 脱水機 2.5m3/H × 2基
(大同通信 1976年10月号から)