さく岩機用 大同のロッド
「大同ロッド」は当社が半世紀にわたり、技術改善を重ね、製鋼・圧延から完成品まで一貫して生産している製品です。
ロッドは、さく岩機の先端に装着し、岩盤を穿孔するために使用されます。長孔の場合は数本のロッドをカップリングでつないで使用します。穿孔の際、繰粉(粉砕した岩石)を、水とともに孔の外に排出するため、ロッドの中心部は全長にわたり中空になっています。
DTネジの継ロッド
需要先は国内はもとより、広く世界の各地で使用され、好評を博しています。たとえば、東北新幹線、各地の縦貫自動車道工事及び鉱山等で使用されています。最近、土木工事の大型化にともない、さく岩機も油圧化され、パワーアップしています。ロッドも、より強度の高い品質が要求されています。これに対応するため、当社は「DTネジドリルロッド」を開発しました。
DTネジの特長
- 中間ロッドとスリーブの着脱が極めて容易であること
- ネジの耐摩耗性が極めて良好であること
このため、穿孔能率の格段の向上が可能で、かつ、作業も安全にすることができます。
当社のロッドが使用されている工事現場(関越トンネル)
さく岩機の進歩により、より高い精度が中空鋼には求められています。この要求を満たすため、当社では国内外のさく岩機メーカーと、きめ細かい情報交換を行い、品質向上に努力を重ねています。
(大同通信 1979年5月号から)