SJ工法 本四連絡橋で大活躍
注目の本四連絡橋は目下着々と建設工事が進められていますが、この巨大構造物を支える鉄筋コンクリート橋脚には、太さ51ミリメートル、長さ13メートルで、1本の重さが200キログラムもある太い鉄筋が多数使われており、これを現場で確実に精度よく、しかも能率よく接続するために、当社が開発したSJ(Squeeze-Joint)工法が採用されています。その他、SJ工法は首都高速道、名古屋高速道、原子力発電所、超高層ビル、学校建築などで用いられ、信頼性の高い機械的接合法として、業界から高く評価されています。
SJマシンによる施工現場
接手部断面写真
SJ工法は、鉄筋コンクリート構造物に使用する異形鉄筋(表面に凸凹のあるフシ付丸棒)を接続するために、そこに厚肉パイプをかぶせ、これをダイスによりしごいて鉄筋のフシ間に食い込ませて機械的につなぐ工法です。
本工法は建設大臣認定、建築センター評定を取得し、また当社は工法や機器に関する特許、実用新案、十数件を得て専用機器の製造販売を行っております。
SJ工法の特長
- 高精度で信頼性が高い
- 作業者の熟練を要しない
- 天候に関係なく作業できる
- 太径鉄筋の接合も容易にできる
(大同通信 1980年12月号から)