話題のロボット スーパーアーム DM200
最近は新聞、テレビでもロボットの話題でにぎやかですが、まったくの無人化は困難な場合が多く、未だにかなり厳しい環境でも、手作業でしかできない作業が残されています。
今回開発したマニピュレータは、人間の操作によってアームの先を自由に動かすことができる、遠隔操縦型のマニピュレータで、人間の5人分(200キログラム)の重量物のハンドリングができるものです。(最大1トンのものも計画中です)
スーパーアーム DM200
特長
- 特殊リンク機構(特許申請中)によって、関節型のアームにも関わらず直線運動が可能で、かつ広い作動スペースを持っています。
- 2本のレバーにより、上下、前後、旋回の3動作が同時にできるので、自分の手で物を動かすような微妙な作業が可能です。
- マイコン内蔵のコントローラとの組み合わせで、全自動の動作も可能です。
用途例
- 鋳鍛造部品のハンドリング
- バリ取り、スカーフィング
- 各種パレタイジング
- 製鋼用重量物のハンドリング
みなさんの職場で使用できる例がありましたら、ぜひお知らせください。
(大同通信 1981年12月号から)