大同の溶鋼温度計
従来、各種溶解精錬炉では溶鋼中に浸漬された熟電対の信号を記録計に描かせ、その波形から人が判断することにより、溶鋼温度値を求めていました。
この方法では、次の問題点があります。
- 個人差が発生する
- 各種自動化に対応できない
そこで、当社では熱電対の信号を入力し、自動的に判定、溶鋼温度値を表示、出力する溶鋼温度計を開発しました。
溶鋼温度計
特長
- 判定方式の選択、定数の設定がユーザーでできるため、各種性状の溶鋼に対応できる。
- 溶鋼温度の判定を自動的に行い、数字で表示するため、個人差が発生しない。
- 大型の数字表示灯を備えた、現場表示器を用いることで、溶鋼温度値を現場で知ることができる。
- 計算機と接続することにより、生産や品買の管理および作業紙作成の自動化に対応できる。
このような特長をアピールすることにより、受注が期待されます。
(大同通信 1983年9月号から)