紙パルプ用木材チップ処理システム
KP(クラフトパルプ)製造ラインにおいて、原料である木材チップの厚味の大きなばらつきが歩留、パルプ品質の向上を阻害する原因になっています。スクリーンで選別した過厚チップを大同特殊鋼が開発したロールアッセンブリでクラッキングすれば、穏やかに木材繊維がほぐされ、これを蒸解すると歩留・品質ともに向上します。
本装置には二段の特殊鋼遠心鋳造ロールが組み込まれており、使用量が増えている硬くて強酸性のユーカリ材チップを処理しても腐食、摩耗しにくい構造になっています。紙パルプ業界から注目されている木材チップ処理システムです。
紙パルプ用木材チップ処理システム
特徴
- パルプ収率の向上
- 蒸解薬品量の減少
- パルプ品質の向上
- 他のシステムと比較してダスト量が少ない
- メンテナンスフリー
(大同通信 1990年1月号から)