自動車エンジンバルブの生産自動化に貢献するPPW
自動車バルブ用PPW(Plasma Powder Welding)装置は、当社の「プラズマ技術」、「最先端メカトロ技術」を総合し、完成したものです。この装置は各バルブ製造会社に採用され、月産数百万本のバルブを生産しています。「生産性の高さ」、「品質の良さ」、「使いやすさ」が評価されており、このPPW装置には当社の粉末材料が使用されています。
PPW装置
装置仕様
- 対象バルブ径
- 20~40ミリ
- 溶接電流
- 5~150アンペア
- 生産能力
- 40~45千本/月
PPW処理したバルブ製品
PPWシステム原理図
PPWシステムは、プラズマアークを利用した粉末溶接法で、被加工物(+)とタングステン電極(-)との間にブラズマトランスファードアークを発生させ、アーク中に溶加材として粉末材料を投入し、被加工物表面に溶着金属膜を構成する方法です。
(大同通信 1990年10月号から)