下村特殊精工株式会社
下村特殊精工(株)は、1941年に東京・神田に日興製作所として発足し、工具鋼のドリルロッドの製作と高速度鋼や軸受鋼の研削加工を開始しました。1952年に千葉県市川市に(株)下村製作所を設立、1958年には下村特殊精工(株)に改称しました。翌1959年には大同製鋼(株)(現大同特殊鋼(株))が資本参加、さらに1962年には素材の供給等に関して業務提携し、冷間引抜から研磨加工まで一貫した特殊鋼線材二次加工メーカーとなりました。1973年に千葉県山武市に引抜部門の松尾工場を建設、1981年にも同市に研磨部門の富士見工場を建設して2工場体制に集約するとともに、業容の拡大を図りました。
1990年にはマレーシア・ペナン州にOriental Shimomura Drawing社(OSD)を設立して海外へ進出。また、1996年には品質マネジメントシステムに関する国際規格「ISO9002(現在のISO9001-2000)」を、磨棒業界で初めて取得しました。2000年、千葉精機(株)を吸収合併して工具鋼の製造販売を拡充。2002年には2か所目の海外拠点として下村特殊精鋼(蘇州)有限公司(STSS)を中国に設立しました。さらに、2004年には、環境マネジメントシステム「ISO14001」を取得し、品質に加え環境対応製品の提供に取り組んでいます。そして2010年に大同特殊鋼(株)星崎工場内に名古屋工場を開所し、高品質はもとより多様化するお客様のニーズに、グローバルに対応しています。




会社概要
社名 | 下村特殊精工株式会社 |
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設立 | 1941年2月 |
所在地 | 千葉県市川市市川1-3-18 |
事業内容 | 快削鋼・ステンレス鋼の引抜および研削品の製造販売及びそれに付帯する一切の業務、加工品の販売 |
(ふれあいDAIDO 2014年10月号から)