熱田工場を閉鎖
1916年8月に(株)電気製鋼所として創業した当社は熱田工場でフェロアロイ、工具鋼の生産を開始し、他社に先駆けて電気炉製鋼の礎を築きました。熱田工場は、1927年に当時国内最大の10トン炉を設置、その後は鋳鋼専門工場として設備を増強。空襲の被害を受けたものの、終戦後いち早く生産を再開し、当社の復興を支えました。新大同製鋼(株)再建策の一環として熱田工場の設備は築地工場に移設集約され、1950年6月10日に熱田工場を閉鎖。創業以降、30余年にわたり当社を支え続けてきた熱田工場は、その歴史に幕を下ろしました。