自然を取り戻す大同の廃水処理設備
社会環境を取り巻く「公害」の間題はますます深刻化し、企業に対する責任の追及がさらに厳しくなる中、当社は米国キーン社およびハイドロメーション社と技術提携し、廃水処理装置の分野に進出しました。
この業界は、高度な総合技術を必要とする競争の激しい業界ですが、各工場の協力を得て技術、実績ともに確立し、機械事業部の主力製品になることが確実です。主な装置を簡単に紹介します。
製鋼・圧延廃水処理装置
凝集-沈殿ろ過の複合方式による装置で星崎、渋川両工場に設置し、近く大型プラントの受注も有望
製鋼・圧延廃水処理装置(星崎工場)
酸洗廃液中和処埋装置
酸洗廃液をアルカリ剤で中和し凝集分離する装置で、星崎、渋川両工場に設置のほか受注引合ともに活発
酸洗廃液中和処埋装置
生活廃水処理装置
住宅団地、学校、工場、レジャー施設などの廃水(下水)処理装置で、当社の社宅にも設置し、市場を開拓中
食品工業廃水処理装置
活性汚泥法による処理装置で、飲料メーカーからの洗瓶廃水用を受注し、さらに拡販活動中
大同ハイドロメーション式フィルタ
汚濁廃液をろ過する各種の産業用フィルタで、当社の合弁会杜大同ハイドロメーション社が販売と設計を担当し、すでに多数の実績
(大同通信 1973年4月号から)