大同のロストワックス精密鋳造品
大同のロストワックス精密鋳造品は、幅広い用途と厳しいユーザーニーズに応え、肉厚0.3mm、長さ400mm、重さ1gから15kgまでの多様な製品を各種材質で製造しています。
特徴
- あらゆる種類(Fe基、Ni基、Co基)の材質製造
- 薄肉で複雑な製品形状の製造
- 美麗な外観
- 結晶粒の微細化
ロストワックス精密鋳造品例
このような製品をつくり出すために、大同のロストワックス精密鋳造法は、溶湯の注ぎ方に減圧吸引製法を取り入れています。この方式は溶解方法の違いによりCLA法、CLV法に分かれ、各製品、各鋼種のニーズに合わせて使用区分し、需要に柔軟に対応しています。(図1参照)
図1 減圧吸引法
減圧吸引法の特徴 CLA、CLV
- 溶湯が静かに複雑な形状の隅々まで入る → 薄肉化可能、外観品質良化
- 溶湯汚染がない → 外観および内部品質良化
- 溶湯の低温化可能 → 結晶粒度微細化可能
用途(代表製品)
自動車用エンジン部品 タービンインペラー、チャンバー
電気・通信機器 プリンターヨーク、シールドコア
計測機器 ハウジング、ポット等
その他、航空機、食品機械、住宅関連、船舶用回転羽根および医療機器等あらゆる産業分野で使用されています。
(大同通信 1988年3月号から)