古代の織物?
織物の模様の一部に見えませんか?
今回もレーザー顕微鏡で撮影したミクロ組織の写真です。まるで織物の一部のような摸様に見えませんか?レーザー顕微鏡は試料表面の微妙な凹凸を正確に測定し、色彩で表現できるのです。
試料は、TiAl金属問化合物です。金属とセラミックスの中間の性質を持ち、軽くて、高温で強いという特長があるため、将来の自動車のエンジンバルブなどへの応用が期待されています。写真はTiAlを化学的に腐食し、レーザー顕微鏡で800倍で観察しています。
自動車用エンジンバルブ
(ふれあいDAIDO 1995年2月号から)