耐火性抜群の溶接ワイヤー DS1FR
炭酸ガス用ソリッドワイヤー DS1FR
鉄骨建築物は、火災時に高温になると鋼材の強度が低下し、建築物として必要な耐力を維持できないため、建築基準法では耐火試験で鋼材温度が350℃を超えないよう鉄骨を耐火被覆で保護することが義務づけられています。しかしながら、工事によるコスト上昇、工事の長期化などの問題があり、この課題を解決する手段として、1987年の新耐火設計法の施行後、耐火鋼材を採用する例が増加しています。
この動きに対応するため、耐火鋼材を溶接するために開発したのが、炭酸ガス用ソリッドワイヤー「DS1FR」です。600℃で常温規格値の3分の2以上の耐力を保持すると同時に、優れた作業性を実現。建築物の信頼性向上に大きな力を発揮します。
DS1FRの特徴
- 600℃でも充分な耐力を保持
- 一般鋼用ワイヤーと同等の優れた溶接作業性
- 各種の耐火鋼に幅広く使用可能
- 高張力鋼板にも適用可能
高層ビルの建築現場
(ふれあいDAIDO 1995年6月号から)