小型化・軽量化を先取りする極薄42%ニッケル帯鋼
基板には数多くのチップタンタルコンデンサが使われています
「コンデンサ」。みなさんもどこかで聞いたことのある言葉だと思いますが、電子機器の心臓部「IC」に常に一定の電流を供給し、「IC」の働きを正常に保つ「コンデンサ」は、いわば陰の心臓部です。小型化、軽量化、デジタル化がますます進んでいますが、このニーズに合ったコンデンサが、「チップタンタルコンデンサ」です。
みなさんのまわりにあるパソコン、携帯電話、ビデオカメラ、ヘッドフォンステレオ等々すべてで数多くのチップタンタルコンデンサが働いています。このチップタンタルコンデンサの部品(端子)に極薄(板厚90μm以下)の42%ニッケル帯が使用されています。この極薄の42%ニッケル帯は、当社の一貫製造技術でつくりこまれたタンタルとの封着性、硬さや表面等がコントロールされ、加工性等に優れた材料です。
チップタンタルコンデンサ
(ふれあいDAIDO 1995年11月号から)