プロテクターチューブ
追跡調査で実証された耐摩耗性の実力
ゴミ焼却炉発電用ボイラーに使われる伝熱管の中で、噴射蒸気でダスト除去が必要な個所には摩耗が生じる場合があります。この厳しい条件の中で使われているプロテクターチューブの実用状況(ゴミ焼却炉内)を約3年間追跡調査した結果、摩耗はほとんど認められず、耐摩耗性の実力が実証されました。
プロテクターチューブの秘密
伝熱管の外周にPPW(プラズマ粉末溶接法)工法にてNi-Cr-Mo合金を肉盛溶接し、表面を改質しました。
プロテクターチューブの特徴
- 肉盛溶接部の硬さを高めることができ、耐高温摩耗性に優れています。
- 肉盛溶接によっても変形が少なく、一般の伝熱管と同じように利用できます。
- 耐酸化性、耐高温腐食性も優れています。
耐摩耗性の実力の持ち主(プロテクターチューブ)
約3年間使用しても、そのまま残るゼブラマーク
(溶接ビード跡)
(溶接ビード跡)
PPWシステム原理図
製品のロングライフを可能にする表面改質技術(PPW)
(ふれあいDAIDO 1998年6月号から)