日本鍛工株式会社
日本鍛工(株)は、1924年に大阪市大正区に鉄道車両、船舶部品、その他の一般鍛工品を製造・販売する恩加島鉄工所として発足しました。1933年、主要設備を西淀川区に移設し神崎工場を建設、翌年(株)恩加島鉄工所を設立しました。その一方、1937年には重工業の発展に伴い、鍛造品製造を目的とした日本鍛工(株)を設立して(株)恩加島鉄工所を合併。翌年、川崎市に川崎工場(現 (株)シンニッタン)が完成しました。さらに、1941年に尼崎工場(現所在地)を建設し、ここに神崎と恩加島(旧恩加島鉄工所)両工場を集約、1943年に神奈川県秦野市に秦野工場(現日鍛バルブ(株))を建設すると、航空機用中空バルブおよび水中兵器部品の製造を開始しました。
第2次世界大戦後の1948年、企業再建整備法に基づいて川崎・尼崎・秦野の3工場を分離・独立し、尼崎工場は西日本鍛工(株)として再発足しました。その後、1954年には日本鍛工(株)に商号復帰し、1961年に大証2部に上場(2002年上場廃止)、1964年から大同製鋼(株)(現大同特殊鋼)が資本参加しました。2002年には、効率的な営業活動の展開と、大物鍛造品から中小鍛造品に至る製品ラインナップの拡充、そして、素材から鍛造品製造に至る一貫工程での技術開発および原価低減の推進を図ることを目的に、大同特殊鋼(株)の100%子会社となりました。その後、2014年11月に同社は創業90周年を迎えました。
創業時の恩加島鉄工所全景
S4000自動プレス
トランスミッション部品
二輪車部品
会社概要
社名 | 日本鍛工株式会社 |
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設立 | 1924年11月 |
所在地 | 尼崎市大浜町二丁目1番地 |
事業内容 | 各種鍛造品の製造・販売 |
(ふれあいDAIDO 2014年12月号から)