モ~大丈夫 胃炎とおさらば 磁石も立派な医療用具

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モ~大丈夫 胃炎とおさらば 磁石も立派な医療用具

牛の画像

金物病から牛をまもる

1992年現在、日本中で飼育されている牛は約420万頭、そのうち乳牛は約200万頭です。その牛たちも胃炎になるのをご存じですか?牛の胃炎は餌の中に混じった針金などを一緒に食べてしまい、胃の収縮活動によって食物を口に戻す時、胃にたまった金物で胃壁を傷つける(金物病)のが原因です。金物病のために乳量が減る、体重が増えないといったことが酪農家の悩みの種となっていました。

鋳造棒磁石鋳造棒磁石

磁石の微妙なバランス

そこで開発されたのが鋳造棒磁石(Al-Ni-Co系)。1955年にアメリカで考案されました。長さ8センチの磁石を生後6ヵ月を過ぎた牛の第二の胃に入れておき、金物を磁石に固定させ損傷を防ぎます。さらに金物がたまり過ぎた時には、より強力な鎖のついた磁石で磁石ごと引き出す方法もあります。

磁力は強すぎず、固着した金物が多少ずれるぐらいが最適です。また、重量も軽すぎると吐き出してしまうし、重すぎると胃に負担がかかってしまう……。このような微妙なバランスの実現に、当社の技術が大いに貢献しています。

(大同通信 1992年9月号から)

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