Nd-Fe-Bボンド磁石、スピンドルモーター用磁石

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Nd-Fe-Bボンド磁石、スピンドルモーター用磁石

永久磁石がいろいろな分野で使われていることをご存じの方は多いと思います。パソコン、プリンター、ファックスなどのOA機器や8mmビデオ、CDプレーヤーなどのAV機器にもたくさん使われています。プリンターの印字部分やCDの回転する部分など、これら機器の中で動く部分には70W以下の小さなモーターが活躍しています。そして、これらのモーターに永久磁石が使われています。

スピンドルモータースピンドルモーター

今やパソコンは私たちの頭脳となっていますが、その一部を構成しているのがフロッピーディスクやハードディスクの外部記録装置です。上の写真はハードディスクを高速で回転させるためのモーターで、スピンドルモーターと呼ばれています。これに使われる永久磁石は希土類元素であるネオジム・Nd(化学で習った周期率表を引っぱり出して見てください。下の欄外に57番から71番までの希土類元素の中の60番目の元素がNdです)と鉄・Feおよびホウ素・Bから成り立っています。この化合物を細かな粉末にし、接着剤(ボンド)で固めて作られるのでNd-Fe-Bボンド磁石と呼ばれています。

N極とS極が交互に配置N極とS極が交互に配置

地球も大きな磁石でN極とS極がそれぞれ1極ずつありますが、これらのモーターに用いられている永久磁石は円筒状の形状をしており、その外周面あるいは内周面にN極とS極とが交互にたくさん配置されています。上の写真はその様子を特殊なシートを使って写し出したものです。色の濃いところがN極またはS極となり、写真上からN、Sあわせて外周面に48極、内周面に8極、外税面に24極あります。このように複雑な設計により小さく力強いモーターのまさに原動力となっているのです。

(大同通信 1994年3月号から)

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