耐摩耗プレート E-PLATE

topics

耐摩耗プレート E-PLATE

大同特殊鋼は、SS400などの軟鋼母材の上に硬化層を溶融接合した耐摩耗プレートの分野において、硬質層材質の自由度が高く、従来比20%コストダウンが見込まれる高周波溶着法による耐摩耗プレート『E-PLATE』を開発しました。

耐摩耗プレートは、鉄鋼業界・セメント業界などでコンベアレールやシュートとして広く使用されています。これらは非常に厳しい摩耗環境にあるため定期的な交換が必要であり、その交換コストを抑制するために、耐摩耗性の向上、寿命の延長、低コスト化が望まれてきました。そこで登場したのが『E-PLATE』です。

『E-PLATE』の製造法と特長

E-PLATEの製造法と特長『E-PLATE』の製造法と特長
  1. 硬質層となる原料粉末とフラックスとの混合粉末を、母材となるプレートの上に敷き、その周りに高周波コイルを配し、高周波加熱により混合粉末を溶融させる。
  2. コンベア・ベルトを一定速度で送ることにより、連続的に混合粉末を溶融し硬化層を形成させる。この方法を用いることにより、硬質層を溶融接合した耐摩耗プレートを工業的に製造することが可能になりました。

『E-PLATE』の種類

E-PLATEの種類『E-PLATE』の種類

製造可能範囲

母材厚さ 3~9mm
100mm(400mm開発中)
硬質層厚さ 2~9mm(公差±1mm)
長さ 1000mm(ご相談に応じます)

(ふれあいDAIDO 2003年12月号から)

66/570

関連記事RELATED ARTICLES