鎮守の森と半世紀 大同特殊鋼健保会館

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鎮守の森と半世紀 大同特殊鋼健保会館

大同製鋼(現大同特殊鋼)健保会館は1963年4月、三種の神器の1つ「草薙神剣」を祀る熱田神宮(名古屋市)の南東に完成しました。地下1階・地上3階・塔屋3階の会館は、大手建設会社が「芸術作品」として建築の名スタッフを揃えて手がけた、当時としては贅沢な建物でした。1階の娯楽室ではビリヤード、卓球、屋上ではゴルフ練習が楽しめ、多くの社員が利用しました。また、立地の良さと被保険者の部屋使用料が無料だったこともあり、熱田神宮での挙式後の披露宴会場として人気がありました。保養施設としても、家族旅行や新婚旅行の宿泊場所として活用されました。

現在は娯楽室はなくなり、2003年には宿泊施設としての運用を止め、完成当時の社内報で「国際ホテル級」と紹介された玄関やロビー、中庭も改装されました。周囲の様子は随分様変わりしましたが、建築された当時の面影を残しながら、熱田の森に守られ半世紀を迎えました。

健保会館左手奥に広がる熱田神宮の森 手前右は秋葉総本山秋葉山圓通寺(1963年)健保会館左手奥に広がる熱田神宮の森 手前右は秋葉総本山秋葉山圓通寺(1963年)
ゴルフ練習場にナイター設備を完備 展望室から名古屋市内を一望できた(1963年)ゴルフ練習場にナイター設備を完備 展望室から名古屋市内を一望できた(1963年)
懇親会や研修会場として利用される大広間舞台は能も演じられる奥行き懇親会や研修会場として利用される大広間舞台は能も演じられる奥行き
スロープが設置された玄関 展望室はもうないスロープが設置された玄関 展望室はもうない

(ふれあいDAIDO 2013年9月号から)

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