丸太運輸株式会社

丸太運輸(株)は1914年5月に屋号を「丸太」とする牛馬車の陸上運搬業を始めました。1916年に(株)電気製鋼所(現大同特殊鋼)が創業されると、同社は熱田工場で製造されるフェロアロイ(合金鉄)の運搬を担い、その後、原材料、資材、製品、半製品の輸送、工場内の機械設備の重量物全ての運搬にまで業務を広げました。1923年には(株)大同電気製鋼所(現大同特殊鋼)の専属となり、最盛期には牛馬あわせて200頭以上を有する、当時の牛馬車運搬業者としては最も有力な地位を占めました。

1939年ごろにトラック輸送が主体となると、翌年には屋号を「丸太髙村組」と改称。第2次世界大戦終戦後の1948年、丸太髙村組と大同製鋼(株)(現大同特殊鋼)星崎工場協力会社で設立された「大同組」の運輸部門を母体として「丸太運輸(株)」が設立されました。1959年に名古屋市南部を襲った伊勢湾台風被災を機に牛馬車による運搬を廃止、車両輸送に専従すると、1964年には陸海一貫輸送に着手し340トンの小型鋼船『あいち丸』が就航、大同製鋼(株)が関東製鋼(株)と合併すると関東輸送(株)を吸収し、1966年、その物流を担う群馬丸太運輸(株)を設立しました。その後、高まる物流ニーズに応える中で自動車整備業、倉庫業、高所作業車専門のレンタル業など着々と事業・拠点を拡大し、温浴施設経営、水耕栽培事業にも進出。その後、2014年5月に丸太運輸(株)は創業100周年を迎えました。

1949年当時の使用車両

名古屋物流センター(愛知県知多市)

エンジニアリング事業

会社概要

(ふれあいDAIDO 2014年5月号から)