点光源LED

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点光源LED

今や暮らしに欠かせない、重要な役割を担うLED。電球に比べ、寿命が10倍以上長いことや、消費電力が5分の1程度と環境にも優しい光源として注目を浴びています。携帯電話の表示部や数字の部分、テレビをはじめとする電化製品のリモコン、信号機やビルの壁に取り付けられている大型ディスプレイなど、私たちがLEDに接しない日はないくらいです。

LED(発光ダイオード)って、どうして光るの?

LEDはプラスの性質を持つ半導体と、マイナスの特性を持つ半導体を接合して作られる、ダイオードの一種です。このダイオードに電流を流すと、プラスとマイナスの異なる性質をもった粒子が二つの半導体の接合部分で合体し、その時に消失する電気エネルギーが光に変わります。

LEDが光るメカニズムLEDが光るメカニズム

さて、当社がこのたび量産を開始した製品はLEDの中でも「光(POF)通信用赤色点光源LED」と「光センサー用赤外点光源LED」。ともにMOCVD法により製造した、薄膜反射鏡(DBR)を有する点光源LEDで、発光層を超薄膜とすることで、それぞれの分野のニーズに合った高性能を実現しました。

大同特殊鋼の点光源LED大同特殊鋼の点光源LED
  • 光(POF)通信用赤色点光源LED  応答特性の高速化を実現!
  • 光センサー用赤外点光源LED  選別不要の高信頼性を実現!

*LED(Light Emitting Diode : 発光ダイオード)
*MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition : 有機金属気相成長法)
半導体等の生産に用いられている化合物結晶の薄膜成長法。原料ガスは主に液体の有機近金属を用い、キャリアガスでバブリングして気体として反応室に供給する。原料ガスは700~800℃に加熱された基板上で分解し、基板上に薄膜が成長する。

(ふれあいDAIDO 2001年10月号から)

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