熱間帯鋼圧延ライン 星崎工場で稼働

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熱間帯鋼圧延ライン 星崎工場で稼働

他社から購入した熱間圧延設備の改造移設が完了し、これまでの当社の高級帯鋼製造工程を大きく変える、環境に優しい熱間帯鋼圧延ラインが星崎工場で稼働を始めました。

熱間帯鋼圧延機
熱間帯鋼圧延機

物流・リードタイムを大幅に短縮

これまで渋川工場で行っていた高級帯鋼熱間圧延を星崎工場に移管することで、高級帯鋼の名古屋地区一貫生産(知多工場-星崎工場-知多帯鋼工場)が可能になりました。つまり、品質のみならず、物流・リードタイムをも大きく改善できます。

製造可能幅が拡大

これまでの圧延可能幅420mmが750mmと大幅にアップ。製品のラインナップが広がりました。

コイルの単重がアップ

これまでコイル単重は2tが限度でしたが、7tまで製造できるようになりました。

表面品質が飛躍的に向上

無酸化雰囲気加熱炉に加え、圧延時の温度降下を防止するステッケルミルの導入により、電子部品材料などに使用される高合金、難加工材の生産に最適なラインが完成しました。

環境に優しいラインとは?

今回設置した酸洗ラインは、新たに開発した環境に優しい硝酸レス電解酸洗方式に改造したものです。一般に酸洗ラインでは海洋の富栄養化の原因となる排水中の溶存「窒素」が付き物でしたが、当社では排水中に溶存「窒素」を発生させない技術を開発し、新しいラインに採用しました。

(ふれあいDAIDO 2001年12月号から)

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