大同の果樹園用ステンレス鋼線

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大同の果樹園用ステンレス鋼線

ブドウやナシの棚栽培、リンゴの垣根栽培、サクランボのかさ等に用いる針金は、農薬によって短期間でさびて切れてしまうため、農家の方は困ってみえました。そのご要望を汲み取り、当社研究開発本部が開発に取り組んだ、星崎工場で生産した18-8ステンレス鋼線材を用いて製造した新製品「果樹園用ステンレス鋼線」を紹介します。

ステンレス鋼線が張り巡らされた果樹園

この製品は、亜鉛メッキ鉄線よりも太さを5番手落として使えるので、針金の反当たり金額は約1.5倍で済みます。各種の農薬に耐えることができるので、従来の針金よりも長期にわたって使用できます。さらに果樹の管理作業の際に、赤さびで目を傷めることもありません。

果樹園に取り付けられたステンレス鋼線

農家の方からの評判は良く、夏に愛知県で開催される全国ブドウ大会には大同方式のステンレス鋼線を使用した棚が展示されます。

(大同通信 1977年6月号から)

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