大同と☆マークの由来

topics

大同と☆マークの由来

1921年2月に木曽電気興業(株)、日本水力(株)、大阪送電(株)の3社が合併し、大同電力(株)が誕生しました。新しい社名の名付け親は同社創設者の福沢桃介。3社の合併により大同電力(株)がスタートしたことから、合併大合同および大同団結の趣旨が社名に込められています。同時に桃介は社章の図案を社内で公募し、星(☆)を「大」に見立て、中に「同」をレイアウトした☆マークを制定しました。

大同電力(株) 大井発電所竣工写真集(福沢桃介記念館所蔵)
大同電力(株) 落合発電所写真集(福沢桃介記念館所蔵)

1921年11月に同社から分離独立した大同製鋼(株)も、同社の了解を得て社章を引き継ぎました。そして、1922年7月に(株)大同電気製鋼所として再スタートを切った際もそのまま継承し、現在の大同特殊鋼(株)に至るまで社章に☆マークを使い続けています。

大同特殊鋼(株)の社章

なお、1939年の電力管理法公布に基づき、大同電力(株)が解散し日本発送電(株)に事業を継承した時点で、同社の☆マークの社章は消滅しました。

530/570

関連記事RELATED ARTICLES