第八代社長に石井健一郎が就任

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第八代社長に石井健一郎が就任

特殊鋼業界を襲った不況は1957年10月から12月を底にして、翌1958年に入ると好転の兆しを見せ始めました。しかし、競争激化に伴い、売価の値下がりが深刻化すると、業績は悪化の傾向を辿りました。状況の打開、経営陣の強化を図るため、3月1日に里村伸二社長が会長に、石井健一郎副社長が第八代社長に就任しました。石井健一郎は1926年に当社に入社、1945年に取締役、1949年からは代表取締役に就任し、実質的な経営トップの役割を果たしてきましたが、このたび満を持しての社長登板となりました。

第八代社長 石井 健一郎

また社長就任と時を同じくして販売を中心に機構強化を図り、受注強化策の一環として新たに鋳鋼部を設置、さらに売上の6割以上を占めていた東京支店を昇格し、東京事務所と支店をあわせて東京支社とし、その中に業務、販売の2部を設け、販売の重点を徐々に東京にシフトしました。そして7月には販売と生産関係の緊密化を図るための組織変更を実施、名古屋支店を廃止し、これを営業各部に吸収し、新たに業務部を設置、さらに生産部を廃止して技術部を新設。また、中国地方の販売促進を狙って、大阪支店広島出張所を開設しました。

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