ワイド・バンドソー

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ワイド・バンドソー

当社の製材用帯鋸は、T.B.S.印のブランドで長い歴史を持ち、広く全国の需要家に愛用されています。鋼種は、SUBN11(C 0.80%、Ni 1.1%)で、厚さ 0.7~1.5mm × 幅 102~204mmです。

アメリカ、カナダなどの世界有数の製材会社では、製材能率を高めるため、厚さ 1.3~2.4mm × 254~410mmのワイド・バンドソーで、高速で製材されています。従来、この市場は、スウェーデンからワイド・バンドソーが独占的に輸出されていました。

輸出用ワイド・バンドソーは国内用より広幅

帯鋸は、加工歪みのない形状、歯先加工性等、難しい品質を要求されます。このため当社は、国内向け帯鋸で長年培った生産技術を基盤としてワイド・バンドソー用にC 0.75%、Ni 2.5%のSUBN13を開発し、冷間圧延、熱処理、研磨に一段の工夫を加えて、生産を進めてきました。そして、従来から試験的に輸出し、品質を確認してきました。

最近の熱処理技術などの改善で、品質が更に向上し、アメリカ、カナダ、オーストラリア、フイリピンなど各地の需要先でスウェーデンの品質を凌駕していると大好評を得て、大量に供給するよう、強い要望を受けるに至りました。

ワイド・バンドソー

ワイド・バンドソーの製造には、従来のレギュラーサイズに比べ、冷間圧延、熱処理、研磨など各工程で格段に高度な製造技術が必要とされます。当社が開発した独自の設備と関係者の努力で、いろいろな問題点も解決し、安定した品質で、現在は量産に励んでいます。近い将来、帯鋼部門の一つの大きな柱に成長させるよう、みんなでがんばっています。

(大同通信 1976年8月号から)

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