カッターブレード用焼入鋼帯

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カッターブレード用焼入鋼帯

紙、ベニヤ、金網等のカッター用に幅広く使われるブレード材には、高炭素鋼が使われています。王子工場では、特殊焼入鋼帯として生産を開始し、好評を博しています。

カッターブレード

カッターブレード用焼入鋼帯は折れ線、ブランド名などの特殊なプレス加工を行った後、極めて高い硬さに焼入れ、焼戻しを行います。切れ味と、その持続性が要求特性ですが、一方、光輝度、刻印の鮮明さ等が外観として重要な品質項目です。

全国で生産されているカッターブレード材は、月間120トン前後ありますが、現在は、まだそのうちの5トン程度で、TAJIMAマークとlifelexマークのブレード材が我が社の製品です。今後も、より一層の品質改善とコスト低減を図り、大幅なシェアアップを果たすべく、努力しています。

(大同通信 1979年6月号から)

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