NOA炉(N2ガスonly雰囲気熱処理炉)

topics

NOA炉(N2ガスonly雰囲気熱処理炉)

従来の非腐蝕性フラックスを使用したアルミろう付炉は、メッシュベルトタイプでしたが、本設備はローラハースタイプで炉内が超微量酸素分圧および極低露点雰囲気に保持できるように、真空パージ室を設けるとともに、炉体の気密構造、炉体断熱材材質、構成に工夫をこらしています。そのため、少量の窒素ガスを送気するだけで、非腐蝕性のフラックスを使用してアルミろう付ができるという特長があります。

NOA炉実機(ローラハース式アルミろう付炉)NOA炉実機(ローラハース式アルミろう付炉)

写真(上)はNOA炉実機の一例で、自動車用アルミコンデンサー、ラジエータのローラハース式アルミろう付炉です。炉内雰囲気が窒素ガスのみの不活性ガスのため、ろう付性の優れた製品処理が可能です。NOA炉は鋼材の無脱炭熱処理にも応用の可能性があり、現在処理品の規格、品質を確認中です。

特長

  • 炉内雰囲気制御が一切不要のため、運転操作、メンテナンスが非常に簡便です。
  • 窒素ガスのみで他のガスは不要のため、ランニングコストが安い。
  • 真空パージ装置付で、密閉式であるので設備全体がコンパクトです。
  • 不活性ガス使用のため、安全性(一酸化炭素ガス等による爆発がない)に優れています。

用途

  • アルミコンデンサー、ラジュータのろう付炉
  • 鋼材の焼鈍、焼準

(大同通信 1988年11月号から)

34/429

関連記事RELATED ARTICLES