日星精工株式会社

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日星精工株式会社

日星精工(株)は1938年に西川製作所として名古屋市港区でボルトとナットの製造を開始しました。第2次世界大戦末期の1945年には、軍事政策により岐阜県加茂郡に工場・施設を一括疎開したものの(八百津工場は1965年に閉鎖)、終戦後の1947年に名古屋工場を名古屋市港区に再建。1949年には組織を株式会社化し、鍛造設備を導入して増産・品質体制の確立に着手しました。1962年、ドイツ社製のボルトマスター機が稼働し、米国・カナダへ長期契約に基づく輸出を開始。1963年に大同製鋼(株)(現大同特殊鋼)と資本、技術、業務に関して提携すると、翌年、現在の所在地となる同社星崎工場の一画に新工場を建設し、本社各部署を集約。大同製鋼(株)の関連会社に加わりました。

1965年、六角穴付きボルトの日本工業規格(JIS)表示許可工場に認定されると1971年にはステンレス六角ボルトの生産販売を開始。そして、1974年に社名を日星精工(株)に改称。翌年、トルクスねじについて米国メーカーと技術提携しました。1999年、品質マネジメントシステムに関する国際規格「ISO9002(現在のISO9001-2000)」を取得し、精密冷間鍛造部品分野へ進出、さらに2002年には中国メーカーと六角穴付きボルトの製造に関する技術援助契約を締結しました。また、2004年には環境マネジメントシステムに関する「ISO14001」を取得しました。同社の製品は自動車関連のほか、建設機械、工作機械、エネルギー関連プラント、半導体製造装置などに採用され、ボルトに求められる機能は多岐にわたります。お客様の信頼と要求に技術と品質で応え、世界クラスのボルトメーカーをめざします。

(株)西川製作所当時の正門(大同通信1972年7月号)(株)西川製作所当時の正門(大同通信1972年7月号)
六角穴付きボルト(SCM435 CAP)六角穴付きボルト(SCM435 CAP)
鍛造回数毎分300回 日本最速クラスのボルトフォーマー 鍛造回数毎分300回 日本最速クラスのボルトフォーマー

会社概要

社名 日星精工株式会社
設立 1938年4月
所在地 名古屋市南区丹後通2-1-3
事業内容 ボルト類および各種部品の製造・販売

(ふれあいDAIDO 2014年11月号から)

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