戦時中の生産高

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戦時中の生産高

太平洋戦争開始以降、軍・政府は特殊鋼の増産を強く求め、当社においても工場の買収、新設を進め、生産増強に努めました。航空機の度重なる増産要請に基づき、軍の特殊鋼需要は激増。1944年には軍需会社法第2条に基づいて、当社の星崎、築地、熱田、尼崎、神崎、大阪、大江、宝生、東京、川崎、福島、宮古の12工場が軍需工場に指定されました。太平洋戦争の戦局が不利になるにつれ、増産体制の維持には困難が伴いましたが、同年には当社の最高生産記録を樹立、特殊鋼生産においては国内2位の地位を占めるに至りました。

戦時中の生産高

( t )

  1943年 1944年
フェロアロイ 宮古 2,026 2,366
福島 1,978 2,339
星崎 1,540 1,470
5,544 6,175
普通鋼鋼材 尼崎 14,534 12,525
特殊鋼鋼材 星崎 61,880 76,292
尼崎 8,000 6,296
84,414 95,113
鍛鋼 普通鋼 大阪 5,415 5,070
特殊鋼 築地 14,269 15,272
星崎 480 1,020
神崎 3,872 3,872
  24,036 25,234
鋳鋼 普通鋼 熱田 5,666 9,639
大阪 8,100 7,590
特殊鋼 熱田 3,587 3,695
安城 23
  17,353 20,947
488/570

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