大同工業学校、大同製鋼病院を設立

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大同工業学校、大同製鋼病院を設立

技能者、中堅技術者の自社養成を目的に大同製鋼技能者養成所、大同製鋼青年学校、大同製鋼専門技術者養成所と教育機関を相次いで開設した社長の下出義雄は東邦商業学校に携わった経験を生かし、社内のみならず、地域社会に貢献する有能な技術者を育成したいとの志から工業学校の設立を決意。1938年の定時株主総会において、工業学校施設に関する寄付行為の件について承認を得ました。翌年1月には財団法人大同工業教育財団(現 学校法人大同学園)が設立され、下出が理事長に就任。4月には同財団により大同工業学校が開校され、機械科、金属材料科合わせて110名の生徒を受け入れ、9月には名古屋市南区道徳町で進められていた校舎建設工事も完了し、教育が本格的にスタートしました。

下出 義雄

また、大同工業学校設立とほぼ同時期に病院の新設も決まりました。1939年2月、大同製鋼病院許可申請書を大蔵、商工両省に提出。翌月に許可が得られたため、名古屋市南区道徳新町で病院の建設工事に着手。9月には当社の福利厚生の一環として大同製鋼病院(現在の大同病院の前身)が開設され、診療が始まりました。

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